マンガ大賞2020の順位振り返り!今年の大賞は『ブルーピリオド』!

マンガ大賞2020

毎年発表されるマンガ大賞。
13回目を迎える今年の大賞は『ブルーピリオド』でした。
そのマンガ大賞2020の順位を振り返ります。

マンガ大賞とは?

マンガ大賞とは、今一番フレッシュなマンガを選考員の投票で決める賞です

マンガ大賞2020ロゴ

マンガ大賞は2008年にでき、今年で13回目を迎える有志によるマンガ賞です。
運営はマンガ大賞実行委員会が行っており、。選考員は実行委員が直接声をかけたマンガ好きの有志たちで構成されています。

マンガ大賞の選考対象は、前年の1月1日から12月31日に出版された
単行本の内、最大巻数が8巻までの作品です。
なお選考対象には電子書籍(最大巻数が8巻相当までの作品)も含みます。

マンガ大賞選考の流れ

【一次選考】
各選考員が「人にぜひ薦めたいと思う作品を5作品」を選出

【二次選考】
一次選考の結果から得票数10位までの作品がノミネート。
選考員は全てを読んでトップ3を選ぶ。

その結果を集計し年の一推し『マンガ大賞』が決定。

マンガ大賞公式サイトはこちら

マンガ大賞2020の順位

2020大賞 『ブルーピリオド』山口つばさ

あらすじ

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

選考員コメント

主人公の美大受験に臨む姿に勇気づけられる作品

美大受験で合格するために、悩み、葛藤し、苦しみ、それでも乗り越えようとする受験生達の姿に心が熱くなります。 美大の受験は、難しいくらいしか知らなかったので、普通の受験とは一味違った姿が新鮮でした。

「情熱」と「テクニック」という一見、相反する 2 つの要素を「美大受験」という一つの舞台に盛り込んだ。これで燃えないわけがない。

引用:マンガ大賞2020コメント集

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ブルーピリオド 1巻
山口つばさ
660円(税込)

2位 『SPY×FAMILY』遠藤達哉

あらすじ

名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者! “妻”は暗殺者で!? 互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!

選考員コメント

ありそうでなかった展開。 心がほっこり、ニヤニヤ止まらない。 この偽家族がホントの家族になったらいいのに!と読みながら純粋に応援したくなります。 とにかく 1 巻から面白くて今期一番注目作品!

文句なしにおもしろいし楽しい。 秘密を抱えた 3 人が、秘密を抱えたまま絆を深めあう。家族になっていく。 その秘密から生まれるトンデモ展開に爆笑。 すべてをさらけ出して分かり合っているわけじゃない。 でもたぶん 3人が求めているものは同じ。無意識で心は一つ。 唯一無二のステキファミリー爆誕。

引用:マンガ大賞2020コメント集

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SPY×FAMILY 1巻
遠藤達哉
501円(税込)

3位 『スキップとローファー』高松美咲

あらすじ

岩倉美津未、今日から東京の高校生! 入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです!

選考員コメント

話のテンポが良いせいか、なぜか繰り返し読んでしまう。そして幾度となく癒やされる。高校のお話ではあるものの、日々の業務や組織のいざこざに疲れているビジネスパーソンにこそ是非読んで欲しい。

出てくる人全員いいヤツ。胸がホクホクして、散歩しながらまさにスキップしたくなっちゃう! ありがとう!

引用:マンガ大賞2020コメント集

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スキップとローファー 1巻
高松美咲
660円(税込)

4位 『波よ聞いてくれ』沙村広明

あらすじ

舞台は北海道サッポロ。主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。まさに、波よ聞いてくれ、なのだ!

選考員コメント

テンポ感にしろ、その視点にしろ、脳みその回転数にしろ、全てが三位一体となって、見事に溶け合っている。沙村広明さんの天才っぷりに、どっぷりハマらせてくれます。 漫画の面白さは、突き抜けた上での作家独自のバランスをどう魅せてくれるかにあると思っているのですが、その点でも素晴らしいです。 漫画好きにこそ薦めたい作品。

ハチャメチャでむちゃくちゃなのに、何かリアルという、作者の天才的なセンスが炸裂している。グルーブ感があるというか、読んでいると深夜ラジオならではの妙なテンションに巻き込まれるような不思議な感覚になる。

引用:マンガ大賞2020コメント集

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波よ聞いてくれ 1巻
沙村広明
660円(税込)

5位 『水は海に向かって流れる』田島列島

あらすじ

「あの人、本当は怒りたいんじゃないの?」高校への進学を機に、叔父の家に居候することになった直達。だが最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家(叔父)、女装の占い師、ヒゲメガネの大学教授、どこか影のある25歳OLと、いずれも曲者揃い。そこに高校1年生の直達を加えて、男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まった。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす25歳OLの榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、彼女と自分との間には思いも寄らぬ因縁が……。

選考員コメント

分かりやすい青春ドラマのような設定でありながら、泣いて怒って叫んでスッキリといった単純なカタルシスにはせず、人の内面の多面性・複雑性を描いて、多くの人がそうである言葉にできない感情を抱えながら過ごす日常を表現している。読んでて唸らせられる。

こんなことがあったら、涙が出るだろうか、笑うだろうか、何て言うだろうか……作者が登場人物と一緒になって迷いながら、考えながら、一歩一歩進んでいる感じがする。非常に真摯なマンガだと思う。

引用:マンガ大賞2020コメント集

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水は海に向かって流れる 1巻
田島列島
660円(税込)

6位 『ミステリと言う勿れ』田村由美

あらすじ

冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・整がタマネギをザク切りしていると… 警察官がやってきて…!? 突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。しかもその被害者は、整の同級生で…。次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる…???

選考員コメント

犯人と間違われたことがきっかけでドンドン事件に巻き込まれる主人公久能整。コナン君や金田一一、先達は秒速で殺人事件に遭っているが、こうなったらそれにあやかりどんどん巻き込まれてもらいたい(不謹慎)。あと、テンパで整っていない髪型の整くんが大好きだ(笑)。

数年ぶりに、マンキツに出張の島根の待ち時間で行った時に読み続けてしまいました。ありそうでなさそうで、主人公のキャラはいままでなかったとおもいます。そして実写したら誰がキャスティングされるのかを気になります。

引用:マンガ大賞2020コメント集

商品リンク
ミステリと言う勿れ 1巻
田村由美
462円(税込)

7位 『夢中さ、きみに。』和山やま

あらすじ

気になる君はうしろの席に――。WEBなどで噂の作品たちが待望のコミックス化。

選考員コメント

何と形容すれば良いのかムズムズするような空気感が次第にニヤリに変わる瞬間にハッとこのマンガに夢中になっている事に気がつきました

今年の単巻で文句無しに薦められる一冊。描かれるエピソード、登場する人物全てのクセが強く、そしてどれもが魅力に溢れています。人物それぞれの行動や表情が本当に愛おしく、また読もう、この子達に会いに行きたい、と思わされるのです。中毒性が非常に高い…!

引用:マンガ大賞2020コメント集

商品リンク
夢中さ、きみに。
著者:和山やま
770円(税込)

8位 『チェンソーマン』藤本タツキ

あらすじ

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

選考員コメント

台詞での状況説明がほぼなく、会話のテンポが楽しい。戦闘シーンではバンバン効果音が聞こえてきて、絵だけのシーンでは美しい音楽が聴こえてくるよう。まるで映画。読んでいるという感覚がない。でも、漫画で見ていきたい。

ひとつのジャンルを形成した観もあるアンモラルな現代ダーク・ファンタジーだが、物語のスピード感、刹那を描く漫画的演出の鋭さでひとつ頭が抜けている。どこまで突っ走れるのか見届けたい。

引用:マンガ大賞2020コメント集

商品リンク
チェンソーマン 1巻
藤本タツキ
459円(税込)

9位 『まくむすび』保谷伸

あらすじ

「高校演劇」との出会いが、すべてを変えた―― 仙台星見高校に入学した土暮咲良には、誰にも言えない創作活動への秘めた熱意があった。ある“きっかけ”で創作を諦めかけていた彼女だったが、「高校演劇」や仲間との出会いによって、彼女の日常は“劇的”に変化していくことに―― いま、誰もが輝く青春群像劇の幕が上がる!

選考員コメント

1 話から引き込まれる、ジャンプらしい熱い高校演劇マンガ。成長過程が気持ちよく、登場人物皆が魅力的に描かれています。

演劇に興味がなかった私に、演劇部入っておけばよかった。。と思わせる熱さ。ストーリーの要所要所に爆発力があり、読んでいて爽快。

引用:マンガ大賞2020コメント集

商品リンク
まくむすび 1巻
保谷伸
627円(税込)

10位 『違国日記』ヤマシタトモコ

あらすじ

35歳、少女小説家。(亡き母の妹) 15歳、女子中学生。(姉の遺児) 女王と子犬は2人暮らし。少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。

選考員コメント

すごいな、セリフが刺さる刺さる。決して誤魔化しの嘘を言ったりしない信頼できる人に、悩み事を自分が相談しているような気になる作品。

このマンガはセリフもモノローグも雄弁だ。怖いほどに核心を突き、「やめて」と声を上げたくなるほど痛いところをえぐり出し、「あーわかる!」と共感をわしづかみにかかる。だが不思議なことに、そうしたコトバが世界を広げれば広げるほど、すくいとれないスキマも、こぼれ落ちる想いも、もっと膨らんでいく。不思議なマンガです。

引用:マンガ大賞2020コメント集

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違国日記 1巻
ヤマシタトモコ
660円(税込)

11位 『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお

あらすじ

学園カースト頂点の美少女・山田杏奈の殺害を妄想してはほくそ笑む、重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。だが山田を観察する内に、京太郎が思う「底辺を見下す陽キャ」とは全然違うことに徐々に気づいていき…!? 陰キャ男子・京太郎の初めて恋、始まる。陽キャ美少女×陰キャ少年のニヤニヤ系青春格差ラブコメディ!!

選考員コメント

ツイッターマンガの中でも飛び抜けた作り込み。ありふれたラブコメ素材をここまで緻密かつ新鮮に仕上げられるとは。なんだかんだで一年間一番楽しく読んでたと思います。

こんな青春を過ごしたかったなぁ……男子高出身の自分にとってはどんなことでも羨ましく思えるし、実際の経験がなくても共感したり、応援したりしながら楽しく読ませてもらえました!

引用:マンガ大賞2020コメント集

商品リンク
僕の心のヤバイやつ 1巻
桜井のりお
473円(税込)

12位 『あした死ぬには、』雁須磨子

あらすじ

本奈多子(ほんな・さわこ)、42歳、独身。映画宣伝会社に勤め、ハードワークをこなす日々。ある夜突然、心臓の動悸が止まらず、体が冷たくなって……。もしかして私、更年期障害かもしれない!? 苛々したり、涙腺がゆるんだり、おばさんと言われて悲しくなったり。心身の変化に戸惑いながら、迷いながら、私たちは、あしたを生きる。

選考員コメント

男が読むべき女性の教科書。 女性が読むべき共感の友達。

なるほどこんな展開か!映画宣伝会社に勤める本奈多子(ほんな・さわこ)、42 歳、独身が、2巻の最後のコマで決める展開のカタルシスたるや〜すごくかっこいいわけでも、前向きなわけでもなく、あ~こんな感じで人生の進路を決めるって、実際にあるんじゃないかな。このテンションの何気なさ具合には寄り添える。アラフォー女子の仕事と日常を淡々と、しかし、芯を喰った表現で描いて感嘆しました。

引用:マンガ大賞2020コメント集

商品リンク
あした死ぬには、 1巻
雁須磨子
660円(税込)
以上マンガ大賞2020の順位振り返りでした。
皆さんはこの中で何冊読まれましたでしょうか?
毎年新しい作品がランクインするので、来年のマンガ大賞も楽しみです。